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福利厚生・アウトソーシングのガイド

2015.07.07
  • ベネフィット・ワン コラム vol.26
  • 【対談】春秋航空 × ベネフィット・ワン「時代が変われば福利厚生も変わる 春秋航空の福利厚生の現在と未来」
  • 急激な成長を続ける春秋航空。だが、社員の定着率は高いのだという。社員定着率を高める秘訣は何なのだろうか。ベネフィット・ワン上海の鈴木氏と春秋航空の王氏が対談を行った。

ビジネスガイド 鈴木 梢一郎

スタッフの離職率が低い春秋航空


春秋航空の創業は2004年、王天和氏の入社はその3年後の2007年だ。王氏は入社以来人事に関わる仕事を続けている。入社から現在までの8年間で、王氏は社員約200名から約4300名へと飛躍的に成長した状況を目の当たりにしてきた。


一般的に急激に発展した企業はスタッフの流動性が高まる。鈴木氏はこれまで多くの企業でこうした例を目にしてきた。では春秋航空にも同じような問題があったのだろうか。


王氏はその問題について、このように回答している。「春秋航空では今でも創業期のスタッフが数多く残っています。客室乗務員の離職率は約9%です。業界ではおよそ20%ですから、春秋航空の離職率は最も低い数字だと思います。乗務員以外のスタッフの離職率は更に小さく、6%ほどとなります」


なぜ春秋航空はこのように離職率を抑えることができるのだろうか。王氏はその理由として、経済的な高待遇、仕事のやりがい、未来への展望などを上げてくれた。


「財聚人散、財散人聚」(財を集めれば人は散じ、財を散じれば人は集まる)


王氏がまず挙げたのが、経済的な高待遇だ。春秋航空の董事長である王正和氏は「財聚人散、財散人聚(財を集めれば人は散じ、財を散じれば人は集まる)」という信念を持ち、この方法を実際に会社運営に取り入れている。


春秋航空は上場以前から自社株を500名のスタッフに譲渡するという形で「財を散じ」てきた。これは上場後にも続けており、そのため春秋航空の株式保有者のほとんどは社員となっている。春秋航空は株式分配という方法で企業とスタッフの間に強い絆を築いており、これが非常に有効な方法になっていると王氏は語る。


また給与についても高優遇である。例えばパイロットの場合、春秋航空は少なくとも同業他社よりも20%高い待遇を提示しており、乗務員、エンジニアにも同様に同業他社よりも高い待遇を保証しているのだという。


人はお金だけでは動かない


とはいっても「お金は万能ではない」という言葉もある。どんな時代、業界、状況であっても、金銭だけで人を引き止めることは長く続かないものだ。春秋航空もこの危険性を鑑み、始めから「金銭」以外のものを用意していた。それは事業に使命と目標を定めるというものだ。春秋航空の使命と目標は「庶民が乗れる飛行機」を実現することだった。


ハイクオリティーなサービスを庶民へ。顧客が低価格で飛行機を利用できるように、春秋航空はあらゆる面でコスト削減に努めている。その様子は春秋航空のオフィスビルを訪れればすぐに分かる。


春秋航空のオフィスは粗末と称してしまってもいいような古いビルである。調度品も少なく、家具にもお金をかけていない。対談に使われた部屋の椅子も統一感がなくバラバラで、座るという機能だけを提供してくれるだけのものだ。


董事長のソファーですら100元ほどで購入したもので、しかも20年以上取り替えていないのだと王氏は誇らしげに語る。社用車も少なく、董事長が利用するものも排気量の小さい安物の国産車だ。


王氏は「節約してお客様に還元する、庶民が乗れる飛行機という使命に春秋のスタッフは共感しており、その仕事の意義と価値を十分に理解しているのです」と語る。もし選択可能な状況であれば、人はより意義のある仕事を選択する。それが人間というものなのだ。


待遇と安全にコストをかける


「私たちはLCC航空ですがスタッフの待遇と研修、安全については低コストではありません。コスト割れすらしています」と王氏は語る。


例えば機長の研修についても非常に費用をかけ、たくさんの研修の機会を与えている。一般的に1人のパイロットが機長になるには8年から10年の時間がかかるが、春秋航空では5年で合格ラインを通過する機長を育成することができるのだという。


また会社自体の成長速度が早いため、スタッフには昇進のチャンスも多い。昇進は年功序列ではなく、実力を重んじたものだ。毎年昇進試験を行い、優秀な人材にはチャンスを与えている。


春秋航空のスタッフは待遇が保証され、将来への夢があり、また社会にとって有意義なことをしているというやりがいも感じている。だから社員の定着率は高いのだと王氏はいう。


人気の福利厚生は家族での海外ツアー


福利厚生についても高待遇を用意している。春秋航空の董事長はもともと旅行社を経営しており、いまでもグループ会社には旅行社がある。そこで毎年優秀なスタッフには無料のツアーを提供したり、低価格でスタッフにエアチケットやホテル、ツアーを提供している。パイロットなどの特殊な職位のスタッフには無料の医療サービスも用意している。定期的に各部門でレクリエーションのイベントを開催しているが、この費用も会社が負担している。


福利厚生の中で一番スタッフに人気があるものは、家族との海外ツアーだという。「飛行機を空席で飛ばすよりは、スタッフやその家族に提供したい」と董事長の王正華氏は考えており、だからローシーズンのエアチケットをスタッフの福利厚生に充てて、スタッフに満足感を感じてもらっているのだ。


福利厚生というほどのものでもないがと、王氏が紹介してくれたものがある。それは董事長のスタッフへの心遣いだ。毎朝董事長は希望者には自ら太極拳を教えている。またスタッフの結婚式にはできるだけリーダー層を連れて結婚式に参加して祝福を送る。こうしたことは金銭に換算することはできないが、金銭よりも価値ある影響をもたらしているのだと王氏は考えている。スタッフはこうした董事長の行動から自分が会社に重要視されていることを感じ、また春秋航空の一員であるということの意義を感じることができるのだ。


時代とともに移り変わる福利厚生


王氏は時代が変われば福利厚生も変わっていかなければならないと語る。そのために王氏率いる人事部は、新たな福利厚生を模索し続けていた。そこで鈴木氏が紹介したのが、ポイントインセンティブ制度だ。これは企業がスタッフの評価に応じてポイントを提供し、そのポイントを使ってベネフィット・ワンのサイトに紹介されている商品やサービスを選ぶことができるというものだ。この制度ではポイント集めという目標により仕事にやる気が生まれ、また物質的な奨励も受けることができる。王氏はこれに大変興味を示した「非常に斬新で意義がある福利厚生です。また、この制度は我々だけでなく中国の企業にも広く受け入れられることになるでしょう」と語った。


ベネフィット・ワンのポイントインセンティブ制度は近い将来、中国でも多くの企業に受け入れられるだろう。急成長を続ける中国企業の秘訣を垣間見た対談となった。


取材:SHANGHAI LEADERS 


ベネフィット・ワン/贝那商务咨询(上海)有限公司
住所 / 上海市陆家嘴环路1000号 恒生银行大厦15楼033室
TEL / (+86)021-6841-1000
URL / http://www.benefit-one.com.cn

 

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