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税務・会計のガイド

2015.04.03
  • マイツグループCEO池田博義の税務・会計通信 vol.6
  • 中国からの撤退は難しい? 撤退に使うエネルギーをプラスの方向へ使いませんか?
  • 中国では「撤退は進出より難しい」という話をよく耳にすると思います。では、撤退するとき、どのようなことが難しいのでしょうか。

ビジネスガイド 池田 博義


実務上、よくある撤退の方法は、(1)持分譲渡と(2)清算です。


(1)持分譲渡


【方法】日本本社が保有している(中国)子会社株式を第三者に譲渡(売却)します。


【手続】一般的に煩雑な行政手続はありません。


【譲渡先企業の選定】独資企業の場合は、譲渡先(買い手)との買取条件の交渉・合意が最大の課題となります。一方、合弁企業の場合は、合弁相手が買取優先権を有します。合弁相手以外に譲渡する場合は、合弁相手の同意が必要となります。


【課税関係】譲渡価額は税務局にとって重大な関心事です。不合理に低い価格での譲渡(例えば、1元で譲渡)することは極めて難しいと思われます。財務デューデリジェンス(財務DD)や資産評価会社の評価を基に価格決定するなど、低廉譲渡とみなされないように、譲渡価格の合理性を担保しておく必要があります。なお、低廉譲渡とみなされた場合、税務局には、譲渡価格を修正して課税する権限があります。
(ⅰ)中国側の課税:譲渡価額-出資額=譲渡損益 譲渡損益×10%を譲渡所得税額として納付する必要があります。
(ⅱ)日本側の課税:譲渡損益の算定方法は同じです。譲渡損益は法人所得に算入され、法人税の課税対象となります。なお、中国で納税した源泉税は外国税額控除の対象となります。


【総合的視点】
適正な価格で売却できるなら、望ましい撤退方法と考えられます。譲渡先企業の選定・譲渡価格の決定が最大の問題です。また、古くから進出している企業で、土地の含み益が大きい企業は、税負担が大きくなる可能性が高いとお考えください。譲渡先からは買い叩かれ(譲渡価格から従業員の経済保証金相当額を減額され、土地使用権の増額は一部しか認められない等)、税務局からは会社価値の減額を認められず譲渡所得が増額する等のリスクもあります。


(2)清算


【方法】中国子会社の資産や債務をすべて整理、全従業員を解雇、法人を消滅させることとなります。


【手続】行政手続が煩雑で長期化が予想されます。順調に行って2年、最悪のケースでは、手続がストップしてしまうこともあります。


【リスク要因】
(ⅰ)資産の処分・負債の返済
適正な価格で資産売却が困難(特に土地使用権・建物・設備等)と考えられます。清算するという情報が出回ると、買い叩かれる可能性が高くなります。また、資産売却損の税務上損金算入が認められない(=税金が増える)可能性もあります。
(ⅱ)過去に受けた優遇税制等の取消
保税貨物や輸入機械設備免税対象資産(5年未満)売却時は、免税となっていた関税・輸入増値税の支払いが必要となります。また、過去に企業所得税の優遇・地方補助金等を受けた場合、返却が必要となります(返却の必要がない優遇も一部あります)。
(ⅲ)人員整理
法人が消滅するため、全従業員との労働契約を解除・精算しなければなりません。そのとき争点となるのが、経済補償金の額の交渉や未払残業代の要求などです。交渉が不調となると労働争議が発生するリスクもあります。労働争議が発生している間は清算の行政手続はストップしてしまいます。
(ⅳ)税務調査
清算とは、税務局にとっては最後の徴税機会となります。このため、過去の納税状況について厳格な税務調査が行われます。納税漏れに対しては追徴課税が行われます。実務上は、企業所得税・増値税・営業税・個人所得税といったメインの税金はもちろん、印紙税や社会保険料の未納付分など、細かいところまで調査されます。
また、過去に非貿易送金が絡んだ不透明なモノ・お金の流れがあったため、税関登記の抹消手続がストップしたという事例もあります。清算に当たっては、過去の取引も総点検する必要があると言えます。


【総合的視点】
以上のように、清算にはかなりの時間、お金(手続費用+税金)がかかります。税務上の問題はもちろん、労働問題も発生することが予測されます。長期的な視点で意思決定をした上で、腰を据えてかからなければならない問題です。


【マイツからのご提案】
持分譲渡や清算は難しいといわれる事情がお分かりになったでしょうか? しかもそれらは「撤退」というマイナスの方向への労力であり、新しい価値を生む作業ではありません。
では、そのような労力をプラスの方向に使ってはどうでしょう? すなわち、それが「再建」です。会社組織を効率化し、中国ビジネスを再構築することで、もう一度中国市場で勝負してはいかがでしょうか? マイツでは再建を目指す企業を積極的に支援するサービスを展開しております。


中国市場からの撤退をお考えの方々、もう一度、我々と中国市場に再挑戦しましょう!!

 

マイツグループ/上海邁伊茲咨詢有限公司
住所 / 上海市徐匯区虹橋路1号 港匯中心1座25楼
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