新規登録
コラムニスト募集中
日経新聞
DMMコラム
蘇州たより
上海の街角で
JETRO
上海日本商工クラブ
在上海日本国総領事館
ラクト
上海人
香港リーダーズ
C.L.Mリーダーズ
経営者.マガジン読者の集い
2015稲盛和夫経営哲学上海報告会
中国ニュース
株式会社TOHOKI
人気ページランキング
  • 今週
  • 今月
  • 殿堂
  • JBSコラム Vol.3

  • 会計税務、人事労務、法務、健康、教育等、会社の進出から撤退までをワンストップで支援。

  • 上海リーグ法律事務所 コラム vol2

  • ビジネスシーンで活用する中国語講座vol4

  • 知的財産権の取得・侵害対策、企業内不正対応を中心に、中国での企業活動をワンストップで支援。

  • JBSコラム Vol.3

  • ビジネスシーンで活用する中国語講座vol4

  • 知的財産権の取得・侵害対策、企業内不正対応を中心に、中国での企業活動をワンストップで支援。

  • 上海リーグ法律事務所 コラム vol2

  • 会計税務、人事労務、法務、健康、教育等、会社の進出から撤退までをワンストップで支援。

  • “One Team, No Border” 会計税務を中心に企業のグローバル化を全力で支援しております。

  • ビジネスシーンで活用する中国語講座 vol.8

  • 微博・微信を中心とする中国ソーシャルソリューションサービスをワンストップで提供しています。

  • 会計税務、人事労務、法務、健康、教育等、会社の進出から撤退までをワンストップで支援。

  • リスク管理領域を中心に日系企業の中国事業を支援させて頂きます。

激変の中国「新常態と稲盛哲学」〜2015稲盛和夫経営哲学上海報告会レポート〜 2015.06.03

中国人経営者3千人が詰めかける異空間

 

会場の位置する上海・浦東新区の一角には一度に数千人を収容できる大箱の会場が立ち並ぶ。ここは2010年に上海EXPOが開催されるにあたって整備された土地であり、その 様子は東京の臨海地区を連想させる。

 

その会場の一つが「経営の神様」稲盛和夫氏の大きな顔で壁一面を覆い尽くされている。公安も出動する厳戒態勢のなか、多くの警備員が周囲に配置された「稲盛和夫経営哲学上海報告会」会場はどこか異質な雰囲気を醸し出していた。

 

inamorirepo-03

 

「稲盛和夫経営哲学報告会」とは、稲盛和夫氏を塾長として稲盛氏の「人生哲学」並びに「経営哲学」を学ぶことを目的とした私塾・盛和塾の活動報告会だ。盛和塾はここ中国でも 2007年に無錫支部が開塾して以来、北京・上海・杭州・広東・山東・重慶・西安など、合計19の地区あるいは都市に支部を持つ。

 

報告会当日の朝、会場入り口は多くの人で埋め尽くされた。今回の報告会に参加する各中国支部の塾生は約3千人、そのいずれもが改革開放後の時流に乗り、一代で財を成した創業者、あるいは大企業の役員クラスである。それがみな案内に従い会場前にきれいに列を作っていた。

 

2日にわたって開催されたこの報告会は、代表塾生による日ごろの学びと実践の発表と、塾長・稲盛和夫氏による講演によって構成される。第1日目の夜に催される懇親会からは稲盛和夫氏と250人の日本の塾生が合流し、第2日目にはいよいよ稲盛氏本人による講演が行われた。

 

中国での驚異的な稲盛人気

 

現在、中国で一番有名な日本人経営者はおそらく稲盛氏なのではないだろうか。著書は次々に中国語訳され、飛ぶように売れていき、訪中するたびに報道陣がその一挙手一投足に注目している。

 

昨年、稲盛氏が経営哲学報告会のために杭州に足を運んだ際には、現地に本社を構える中国EC最大手、アリババのCEOジャック・マー(馬雲)氏との対談が実現し話題を呼んだ。ジャック・マー氏も兼ねてから尊敬する経営者として稲盛氏の名を挙げており、ここからも稲盛氏の人気が中国において相当浸透していることが窺い知れる。
今年の旧正月には中国の国営テレビCCTVにより、稲盛氏の半生を追ったドキュメンタリーが制作・放送され、反響を呼んだ。この番組では稲盛氏を「経営の神様」とし、その言葉を「預言」としていた。これにより、いよいよその人気は現地のビジネス誌に取り上げられるまでになった。

 

筆者は実際に稲盛和夫経営哲学報告会を取材し、その驚異的な人気ぶりを目の当たりにして驚かされた。塾生が稲盛氏の哲学に心酔し、稲盛氏の言葉を一句も逃すまいと皆が耳を澄ます様子は壮観であった。

 

そこには一部の紙上で取り沙汰されたような宗教性はなく、むしろ偉大な学者と教えを乞う学徒の間で巨大なエネルギーを発生させる「白熱教室」といった感があった。その様子を思わず孔子とその高弟たちに重ね合わせてしまったのは、稲盛哲学がその由来の一つを中国古代哲学に持つからであろうか。

1 2 3

コラムニストの過去の記事も読む