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2016.04.27
  • 対談 長寿企業大国日本、そこに息づく中国文化
  • 日本経済大学 教授 後藤俊夫氏 X 上海テレビ 呉四海氏
  • 後藤俊夫 X 呉四海
日本では時に中国で失われた古い中国の文献が発見されることがある。中国ではありふれたものであったり、時代の移り変わりとともに価値が失われてしまったりしたものが、日本では中国渡来の貴重な文物として大事に保管された結果だ。まるでタイムカプセルのように日本に保管された中国の古い文化、それは古書店や寺院だけではなく、日本の企業にも存在する。 長年上海テレビの長寿番組「中日の橋」を支えてきた呉四海氏が、自らの番組を通して「日本の長寿企業」を発信しようとしている。2万5千社という世界中を見回しても珍しいほどの多数の長寿企業を有する「長寿企業大国日本」、長寿の秘訣のひとつは中国の古い思想だ。海を渡って大事に保管された貴重な文物のように、日本の長寿企業には中国の思想が活きている。

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日本を紹介する新番組を準備中の上海テレビのキャスター呉四海氏が2月下旬、長寿企業の権威である後藤俊夫氏のもとを訪れた。呉氏は新番組の中で日本の長寿企業を紹介するコーナーをスタートしようと考えており、今回の訪問はそのコーナーに対する助言を仰ぐためのものだった。この対談はその時の模様をご紹介するものである。


後藤氏による統計データでは200年以上続く老舗企業は日本が1位で3,937社、2位がドイツの1,563社である。100年企業となると1位は日本の25321社、2位が11735社のアメリカという順位に変わる。国としての規模が小さいにもかかわらず、日本の長寿企業数は世界でも群を抜いたものであることがわかる。中国でも「老字号」という呼び方で老舗企業は語られているが、その基準は中華人民共和国建国前からであり、67年以上続けば老字号ということになる。
後藤氏は100年以上を以って長寿企業としている。その理由は100年続いた企業はすでに3代以上代替わりしており、長寿企業を成り立たせる最大の問題である事業承継を少なくとも数回は経験していること、また100年を超えると、その後の継続率が高まることにある。




■ 中国企業の未来はものづくりにある


呉四海氏(以下「呉」):私は新しく始める番組で日本の老舗企業を紹介することによって、中国における「ものづくり文化」をもう一度、興隆させたいと思っているのです。


後藤俊夫氏(以下「後藤」):呉さんは中国自身が失っている、ものづくりに焦点を当てたいとお考えなのですね。中国の方々はこの点をどう考えているのですか?


呉:今は現状を反省する時期に来ていると思います。


後藤:中国はGDPで日本を追い抜き、アメリカも追い抜くだろうと言われていますね。その部分と今のお話はどのように結びつくのでしょうか。


呉:中国は今、製造業ではなく、商売に比重が偏っています。ですが6.0%という中国のGDP成長率を今後も支えていくにはそれだけでいいのでしょうか。私はもっと生産力、ものづくりに転換していかなければ、将来の成長はありえないと思っています。


■ 中国のメディアと日本のメディア


後藤:呉さんは中国企業に新しい方向を示そうとしているのですね。


呉:そうです。日本では中国のメディアには余り自由がないと言われています。5、6年前、日本と中国のメディアによる会議がありました。そこでも日本側から中国のメディアには自由がないのではないかという話が出ました。
私はその時こう答えました。日本のメディアは政府や企業に対して様々な批判を行っており、それを「報道の自由」だとしています。ですが、批判ばかりで日本の企業を良い方向に導こうというものを示してはいないのではないでしょうか、と。私はこの番組で、中国の企業を良い方向に導くものを表現していきたいと思っています。


■ 中国企業はターニングポイントに差し掛かっている


後藤:日本は中国の古い文化を学んでここまで発展してきました。日本の長寿企業にはその中国の古い文化である儒教の言葉を大切にしているところが多いのですが、中国では一般の方、特に経営者の方は儒教をどのようにお考えなのでしょうか。


呉:現状を見ると悲しいことですが、ほとんど忘れられています。それはもったいないというか、いけないことではないかと思います。


後藤:そうした中で、もう一度学ばなければという経営者の方もおられるのでしょうか。


呉:中国では80年代、90年代に多少の人脈と資金をもって会社を立ち上げた人がたくさんでてきました。その人たちが10年、20年と会社を経営してきて、今、一つの難関に差し掛かっているのです。これから会社はどこに向かっていけば良いのかというところに悩んでいるのです。
彼らは日本の100年企業を見てみたいとも思っていますが、なかなかそのチャンスもルートもありません。そういうニーズがあるので、今はまさに日本の老舗企業を紹介するベストタイミングなのです。


後藤:そうなんですね。
私は杭州で儒教を大切にしている中国企業の方にお会いしたことがあります。その会社の1階には大きな会議室があって、3メートルほどもあるような孔子像が置かれていました。私は中国でもこのように儒教を大切にしている、立派な経営者もいるのだということを知りました。
呉さんの番組によってたくさんの人たちが自分たちが忘れてしまっていたものが日本の企業で生きているのだということを知り、自分たちの古い文化を思い出すことは素晴らしいことだと思います。


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