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2016.06.13
  • 日本との長年の関わりを経て、百年続く老舗を目指す中国企業
  • 富熔実業 創始者
  • 王芬
富熔は7年前に創設された、上海でも数多い日系大企業に広告代理サービスを提供する中国企業のひとつだ。王氏はその創始者である。他の企業と異なるのは、富熔が100年続く老舗を目指しているところだ。創業前、王氏は人材会社の総経理を5年間続けていた。12年の間に日本企業が中国でどのような変化を遂げたのか。彼女はどのようにして日本企業とともに成長してきたのか。そして100年の夢とは?
  • 上海富熔実業有限公司
  • 住所 / 上海市虹許路788弄名都城別墅74号
  • TEL / (021)5515-9626   
  • URL / www.furong.asia

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■ 中国の人材市場の問題は「不誠実」


王氏はもともと上海のとある人材派遣企業の総経理を務めていた人物だ。担当していたのは日系の運輸関連企業の人材だった。王氏がその仕事をしていたのは7年前のことだが、当時は日本の大手企業が続々と中国市場に進出していた時期で人材の需要は大きく、王氏のチームは毎日20回の人材と面接を行っていたほどだった。
この仕事をするにあたって、王氏は「企業と人材を繋ぐ橋となり、双方から認められる」ことを目指していた。だが、この仕事をよく知るにつれて、問題が存在することに気がついた。人材を企業と繋いで面接にこぎつけても実際に面接にやってくる率は60%と誠実さがなく、言葉遣いなどのマナーが相対的に欠落しており、しかも仕事で必要な技能も低かった。高級人材の場合には最終面接になってから給与額の問題などを出してきて要求が折り合わなくなり、物別れになることが多かった。そうした行為は違約であるため、王氏は度々企業に赴いてお詫びをしなければならなかった。
この問題を解決するために、王氏は人材センターに人材の誠実さを保証するシステムを作ることを訴えた。人材が理由なく3回以上違約した場合、不誠実な人材としてブラックリストに記入するのだ。残念ながらまだこのシステムは作られていない。
人材が面接に必ず行くようにするための方法も考えた。そのひとつは面接の通知を1回から3回に増やすことだ。ヘッドハンティングの通知の場合には面接3日前に1回、1日前に1回連絡し、面接会場への路線をショートメールを発送した。さらに面接前には服装やマナーの簡単なトレーニングも行うようにした。
様々に模索してみたが、状況に大きな改善は見られなかった。王氏は5年間に渡り全身全霊で投入したが最終的にはこの仕事を制御しきれず、挫折感を感じた。


■ 12年で日系企業の人材に対する要求はどう変化したか


日系企業の要求内容がそこまで高くないとしても、中国市場の人材と日系企業のマッチング度は低いと王氏は考えている。日系企業は多くの中国企業と違って、人材募集において重視するのがまず業務経験、次が語学コミュニケーション能力、3つ目が学歴だからだ。中国企業が重要視するのは1番目が学歴、次に業務経験、それからその他の能力である。
王氏が新しい事業を始めてから7年経つが、中国企業の人材への要求はほとんど変わってはいない。だが日系企業は特に高級人材の分野において、要求内容が大きく変化した。一番重要視していた業務経験の中に「中国現地市場での人脈」という内容が付加されたのだ。中でも政府関係との関係が需要で、行動、物事の処理方法、そして人脈が日系企業の主な採用条件となっていった。
王氏が人材紹介業を行っていた7年前には多くの日系企業において重要なポストは日本人が担当していた。だが今では中小日系企業の重要ポストを中国人が占める割合が、日本人よりも増えているし、総経理を中国人が勤めるようにもなった。「こうした重要なポストに就く中国人な基本的に日本への滞在経験があり、日系企業からの信頼が受けやすいのです」王氏はここ数年の日系企業の人材に関する話を、そう締めくくった。


■ 小さな企業はどのような人材を採用すれば良いのか


5年にわたる人材企業総経理としての経歴と7年間の起業経験で、王氏は詳細なデータ分析を行って人材審査システムを構築し、あわせて不誠実な人材のブラックリストも作成した。居住環境、教育環境、年齢、学歴レベルが異なることは性格に大きな影響を与えるし、仕事能力、チームワーク能力、会社への帰属感も決定する。
「小さな企業にはオーラはないし、しっかりしたブランドもなく、高い給料もありませんから、スタッフの帰属感とチームワーク精神が重要です。私はスタッフを募集するとき、大きな理想や豊富がなく、安定した仕事と生活を好む人を選びます」こうした王氏のスタンダードは多くの企業の人材選択のスタンダードとは異なるものだ。「魚を飼うのか、或いは龍を飼うのか、自分の池の大きさがどのくらいかを見極めなければなりません」
遠大な理想を持った人は小さな企業のスタッフには甘んじずに頻繁に離職するため、安定したスタッフにまで不安定な要素をもたらし、企業の発展に影響してしまう。これは中国の数万の零細企業が直面している課題だろう。小さな企業での人材募集ではそれほど厳しくはできないが、一旦不誠実ブラックリストに入れたならら、その人材に合った企業に空きができても決して採用しない。誠実は王氏の人となりと企業経営のベースとなっているのだ。


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